理事長・名誉学長・学長メッセージ
理事長挨拶
多様な視点を持った保健医療の専門職の育成に、責任を持って取り組んでまいります。
敬心学園は、1986年の創立以来、保健・医療・福祉・保育分野の専門職を中心とする専門職人材の育成を30年以上行ってまいりました。
この30年間で社会は大きく変化しました。世界では、発展途上国の経済成長等により、今後、平均寿命が延びる国が多くなることが予想されています。
また、自分の考えを持ち、その上で世界の異なる考えを受け入れ、相互の違いを明確にしながらまとめ、自らの行動を選択できる人材の重要度も増しています。
このような社会の変化に合わせた視点を持ちつつ、高度な保健医療の専門知識を活かした新たな事業やサービスを創造できる人材を育成することを目的として、東京保健医療専門職大学は誕生いたしました。
これからの社会には「自分の考えを持つだけではなく、他者の異なる考えを受け入れて共感し、相互の違いを明確にした上で、自らの行動を選択できる」人材が求められています。私どもは、このように多様な視点を持った専門職の育成に責任を持って取り組んでまいります。
新しい保健医療の未来を切り拓く意欲と志を併せ持った皆様と、共に学ぶ日を楽しみにしております。
学校法人敬心学園 理事長
小林光俊
社会福祉法人敬心福祉会 理事長
全国専修学校各種学校総連合会 顧問
外国人留学生高等教育協会 代表理事
名誉学長挨拶
自分の人生をデザインし、周りも幸福にできるプロの職業人に
このたび名誉学長に就任いたしました。これまで同じ敬心学園の日本リハビリテーション専門学校の校長として同校を立ち上げ、その後名誉校長として携わってまいりました。大学にはアドバイス的立場で協力できればと考えております。
わが国では少子高齢化、自然災害などから、人々の健康と生活を支える保健医療分野がますます重要になってきました。専門職大学としての本学では飛松好子前学長が職業人としてのプロフェッショナル、保健医療分野でのスペシャリスト育成を目指して、学生一人ひとりの個性を伸ばすことを大切にした教育路線を敷き、幅広い視野を身に着け、産業界で活躍できる人材に成長してもらう環境を整えてきました。
その卒業後のビジョンとして、自分自身で自分の幸せな人生をデザインし、そして家族や仲間を大切にして、周りも幸福にできるようなプロの職業人になることを目指しています。そのための基礎を本学で身に着けてほしいと願っています。
ぜひ皆さんも自分の可能性を信じて、本学で保健医療分野のプロフェショナルを目指してください。
東京保健医療専門職大学 名誉学長
二瓶 隆一
元国立身体障害者リハビリテーションセンター病院長
日本リハビリテーション医学会功労会員
日本脊髄障害学会名誉会員
学長挨拶
~想像を超えてゆけ、もっと。~
~自分だけでなく、周りの人も幸せにできる力を~
~自分だけでなく、周りの人も幸せにできる力を~
東京保健医療専門職大学の第3代学長に就任いたしました、古尾谷(ふるおや)でございます。
本学は、敬心学園のクレド「未来を創る~Create the Future~」のもと、「多様な人々が共生できる社会の実現と発展」を建学の精神としています。「+α(プラスアルファ)」を追求し、学生や皆様だけでなく、私たち自身が、常に想像を超えた未来を創造することを目指すこの大学で、学長という重責を担うにあたり皆様にご挨拶を申し上げます。
私は滋賀県、近江の地の商売人の家系に生まれ育ち、国内で商学や経営学を、海外ではアントレプレナーシップ(起業家精神)を学び、これまでに、銀行、投資、製造、飲食、教育など、さまざまな業界で働き、そのほとんどを経営者として、また、経営陣の一員として携わってまいりました。多様な現場で多くの人と出会い、多くの学びを得たこの経験の中で、私自身が羅針盤としている二つの理念があります。
羅針盤としての「三方よし」と「照千一隅」
一つ目の「三方よし」。これは、近江商人の精神から生まれた言葉であり、私にとって特別な意味を持ちます。単なるビジネスの原則ではなく、自分たち、お客様・関係先、そして社会全体の幸せを調和させるという、私の人生そのものを導く哲学です。仲間とそのご家族、学生の皆様や取引先、関係先やそのご家族、そして、地域社会、業界全体。このすべてが満たされ、持続的に発展することこそ、私の使命であり、社会への貢献であると信じています。
そして二つ目の「照千一隅(しょうせんいちぐう)」。これは「自分のいる場所で最善を尽くすことで、その光が遠く千里まで届き、そうした人材こそが国の宝である」という意味と理解しています。学生一人ひとりが、卒業後、それぞれの専門分野で全力を尽くす。その小さな一歩がやがて大きな波となり、社会全体を照らす力となります。この理念のもと、本学のすべての学生が、まばゆい「光」となり、社会を明るく照らす存在へと成長してくれることを心から願っています。
「幸せを生み出す力」を育み、未来を「共創」する
東京保健医療専門職大学が目指すのは、保健医療の分野にとどまらず、社会の様々な課題に貢献できる人材を育むことです。既成概念にとらわれず、常に新しい可能性に挑戦することで、学生の皆様の「自分だけでなく、周りの人も幸せにできる力」を培っていきます。
この壮大な夢を実現するためには、私たち教職員だけでは不十分です。学生の皆様、ご家族の皆様、そして地域の皆様、高校関係者の皆様。すべての方々と共に「共創」していくことで、初めて未来は拓かれます。
本学は、人と人がつながり、共に未来を創り出す「コミュニティ」でありたいと願っています。卒業生たちがそれぞれの場所で自らの幸せを追求し、その光で周囲を照らす。そして、社会全体の幸せに貢献していく。そんな未来を創造する旅を、皆様と共に歩んでいきたいと強く願っています。
最後に、私の好きな言葉をもって、ご挨拶の締めくくりとさせていただきます。
「早く行きたいなら、ひとりで行け。遠くまで行きたいなら、仲間と行け」(アフリカの諺より)
建学の精神である「共生」と「共創」は、まさにこの言葉に集約されています。私たちが目指す遠大な未来は、教職員、学生の皆様、そしてご家族、地域の皆様との協力を抜きには語れません。
この旅路を、皆様と共に歩んでいくことを心から願っております。温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。
東京保健医療専門職大学 学長
古尾谷 博次
● Profile ●
古尾谷博次(ふるおやひろつぐ)
一橋大学商学部卒業。米国バブソン大学MBA(Entrepreneurship)修得。
これまでに、国内外4社の社長・CEO、複数企業の取締役を歴任。M&A後のPMI(買収後統合)を複数社で主導し、統合・活性化を成功させた実績を持つ。上場企業の財務担当取締役として事業再構築・資金調達を、未上場企業ではIPO準備、事業活性化、事業拡大などを手がけ、自身での起業・資金調達経験等、特に中小企業経営者として豊富な実績をもつ。経営、M&A、組織管理、事業計画、リーダーシップ、コミュニケーションといった幅広い分野に精通。
現在、東京保健医療専門職大学学長として大学運営全般を統括。学校法人敬心学園の未来戦略企画室長も兼任し、学園全体の連携事業推進、経営理念の再構築、組織活性化、人事制度刷新、人材育成に尽力。