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教員コラム

卒業生と先生が共同研究!授乳中のママの痛みを軽くする方法を発見

今回は、東京保健医療専門職大学の教員が日々取り組んでいる「研究」についてお伝えします。
大学の教員は、学生に教えるだけでなく、世の中の困りごとを解決したり、新しい技術を生み出したりする「研究者」としての顔も持っています。
ここで言う「研究」とは、一つひとつの事実を丁寧に積み上げ、真実を追い求める終わりのない探究のこと。
私たちの暮らしをより良くするヒントは、こうした先生方の飽くなき挑戦から生まれています。
今回ご紹介するのは、卒業生と先生が共同研究!授乳中のママの痛みを軽くする方法を発見についてです。

卒業生と先生が共同研究!授乳中のママの痛みを軽くする方法を発見

2025年12月14日 第11回日本ウィメンズヘルスメンズヘルス理学療法学会学術大会にて発表

 

執筆者:

東京保健医療専門職大学

理学療法学科 博士(医学)・登録理学療法士・介護予防認定理学療法士・公衆衛生専門家

富田 義人 准教授

 

この研究のポイント

東京保健医療専門職大学(TPU)の卒業生と先生がタッグを組んで、授乳中のママが感じる体の痛みについて研究しました。その結果、授乳の姿勢によって痛む場所が変わることを発見したんです!

 

どんな研究をしたの?

赤ちゃんに授乳しているママの多くが、首や肩、腰などに痛みを感じています。でも、どんな姿勢でどこが痛くなりやすいのか、詳しくはわかっていませんでした。

 

そこで本学1期生の髙野さんと富田先生は、授乳時の姿勢と体の痛みの関係を科学的に調べることにしました。授乳中のママたちに協力してもらい、普段どんな姿勢で授乳しているか、どこが痛いかを詳しく聞き取りました。そして、姿勢のタイプごとに痛みが出る場所を比較したんです。

 

 

何がわかったの?

授乳の姿勢によって、痛くなる体の部位が違うことがはっきりしました。例えば、ある姿勢だと首や肩が痛くなりやすく、別の姿勢だと腰や背中が痛くなりやすい、といった傾向があったのです。

 

この研究結果を使えば、理学療法士がママ一人ひとりに合った授乳姿勢をアドバイスできるようになります。痛みを予防したり、すでに痛みがある人を楽にしたりできるんです。

 

TPUの魅力ってどんなところ?

卒業してからも先生と一緒に研究できる

この研究のすごいところは、卒業生の髙野海希さんと准教授の富田義人先生が共同で研究していること。TPUでは、卒業後も大学と繋がって、一緒に新しい発見を目指すことができるんです。(研究生制度)

 

 

実際の困りごとを解決する研究

この研究は、実際に多くのママが困っている「授乳中の痛み」という身近な問題に取り組んでいます。TPUでは、人の役に立つ実践的な研究を大切にしています。

 

 

全国の学会で発表

研究成果は「日本ウィメンズヘルスメンズヘルス理学療法学会」という全国規模の学術大会で発表されました。TPUで学んだことが、日本中の医療現場に役立つ可能性があるんです。

 

理学療法士を目指すあなたへ

理学療法士は、ケガや病気で困っている人だけでなく、日常生活で不便を感じている人たちも支える仕事です。授乳中のママの痛みのような、「当たり前」だと思われている困りごとにも目を向けて、解決策を探していける。それが理学療法士の魅力の一つなんです。

 

TPUでは、こうした研究を通じて、科学的な視点と実践力を両方持った医療専門職を育てています。

 

研究者紹介

髙野 海希(たかの みき)

筑波学園病院リハビリテーション科 理学療法士 

東京保健医療専門職大学 卒業生(理学療法士)

 

富田 義人(とみた よしひと)

東京保健医療専門職大学 准教授(理学療法士)

 

執筆者プロフィール

富田 義人(YOSHIHITO TOMITA)

東京保健医療専門職大学 理学療法学科 准教授

博士(医学)・登録理学療法士・介護予防認定理学療法士・公衆衛生専門家

専門領域:生理人類学、高齢者、介護予防、予防、転倒、サルコペニア

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