授業レポート
【開催報告】「予防理学療法」において、株式会社KEEPUPの自費リハビリについての講義が行われました。
「予防理学療法」(理学療法学科3年生)の授業において、株式会社KEEPUPの富永有紀先生を講師にお迎えし、講義が行われました。
講義では、高齢者のフレイル予防から要介護に至る過程で、「いつまでもその人らしく」を支えるための具体的なアプローチについて解説されました。富永先生は、株式会社KEEPUPの自費リハビリトレーニングやパーソナルトレーニング、フレイル予防の取り組みを例に、サービス内容やビジネスモデルをわかりやすく説明してくださいました。
また、予防の実践においては、理学療法士の配置が不十分な福祉施設と連携し、自費リハビリ事業を通じて理学療法士の社会における次の展開を考えることも重要であると提案されました。
授業の後半では、学生たちがユニークなアイデアや多様なサービスを提案しながら、フレイル予防のための具体的なアプローチについて議論し、発表を行いました。学生たちは、日常生活の中で実践できる予防策や、理学療法士の社会における次の展開を深く考える機会となりました。
受講した学生によるサービス提案のアイデア
・ 地域で運動不足や退院後で不安を抱える高齢者に対して運動出来るイベントを提供し、運動で得られたポイントを提携企業の割引に活用してもらうサービス。
・会社や学校で運動不足の人達に教室やオフィスなどその場でできる、5-10分でできる運動を行う。
・地域を巻き込んで、高齢者が子供と接して、障害者が健常者と接して、保険医療学生が人々と、接するようなサービス 。
・お散歩旅行、寺巡り、犬のお散歩など趣味が合う人を集めて楽しく活動。
・筋力低下がみられる高齢者に対して、筋力を維持するためのサービスを行う。その方の家庭環境やニーズに合わせたサポートをPTが立案してサポートする。
・働いている中高年の方に向けて、企業に行き、ストレッチや体操、予防を提供する。
・オンラインピラティス→ オンラインで動画を通して家でもできるピラティス、親子連れや忙しい人でもやりやすい、チャット機能でセラピストに質問もできる。
・予兆検知サービス、在宅で50歳以上の高齢者カメラやスマートウォッチを使って運動量や食事量の調整。
・ 働いている高齢者に対して、職場で、休憩時間にストレッチや低負荷のトレーニングなどを行う。
・家で、祖父母に、フレイルの基準を問診してみる。
・自宅で退院したての高齢者に対して、入院理由となった疾患の再発防止や自宅での生活への適応を目的にリハビリする。
・40~50歳ぐらいの人に筋力低下を予防する運動を理学療法の知識を活かして地域の人達に発信していくサービス。