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授業レポート

筑波大学発の最先端技術「ロボットスーツHAL」でリハビリの最前線を学ぶ

リハビリ医療工学の授業に、筑波大学初のベンチャー企業であるサイバーダイン株式会社の方をゲスト講師としてお招きし、講義を行っていただきました。

講義では、同社が開発した世界初の「装着型サイボーグ」―ロボットスーツHAL(ハル)が、医療現場でどのように活用されているのかを、事例を交えて紹介していただきました。さらに、学生も実際にHALを装着し、その機能を体験しました。

HALは “Hybrid Assistive Limb(ハイブリッド・アシスティブ・リム)” の略で、患者さんの「動こう、動かそう」という意思によって筋肉が発する微弱な電気信号をロボットが感知し、その動きをサポートする機能があります。実際に体が動いた感覚が脳にフィードバックされることで、リハビリ効果が高まることが確認されています。

日本国内の数百の医療施設に導入されているほか、世界20か国以上にも輸出されています。近年は特にアジア地域での導入が加速しているとのことです。背景には、リハビリの需要が高まる一方で、専門職や教育体制の不足といった課題があり、それをロボット技術で補おうとする取り組みが進められていると説明がありました。

最先端技術「ロボットスーツHAL」を通して、テクノロジーが支えるリハビリ医療の最前線を学ぶ、貴重な機会となりました。

<受講した学生の感想>
●HALのようなロボットは最先端で未来の話だと思っていましたが、そう遠くないうちに当たり前に使われる時代が来るとわかりました。それと同時に、説明の中で解剖学や生理学の単語・話が何度も出てきて、改めて学習が必要だと感じました。

●リハビリテーション導入に対する普及や日常生活面・経済面における現実性について詳細を知る事が出来て良かったです。特に、面白いと感じたのはHALによる海外の自動化されたリハビリテーションシステムです。このシステムにより対人によるリハビリテーションの枠を超える日が来るのではないかと感じました。

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